法人創設者・岡野聖憲先生 |
法人創設者・岡野聖憲先生( 戦時体制により欠乏しつつあった木炭を、農村と漁村の会員の協力で海草などの生産品と交換できるように取り計らわれ、統制品以外の物資の活用法を指導、食糧増産のために鮒などの稚魚を各地の河川湖に放流し、トコロテンの無料配給等を各地で行われました。 衣料品の極度の不足には、養蚕・ヒマ蚕に取り組み、真綿のモール編みを指導し、各家庭に死蔵し埋蔵されているボロを集めて反毛機で綿にし、綿を撚糸機で糸に加工し、糸からあらゆる製品に加工する等の授産事業を、国家の非常事態に臨んで各地の会員を督励し、戦争未亡人や子女の救済のため、東京、神奈川、名古屋、岡崎、京都、大阪、神戸、岡山、滋賀、福井、長野、群馬、埼玉、新潟、山形、岐阜等々、全国各地で展開されました。 こうした中で、活発な活動を続けていた神戸では、昭和22年11月7日に財団法人報恩感謝会神戸授産所が組織され、ご自身が理事長にご就任下さり、事業の幅広い進展を図られました。 |
初代理事長 中山 照雄、雄子 先生 ご夫妻 |
昭和22年、35歳で神戸市交通局の教習所長と青年学校校長を兼務されていた中山照雄先生は解脱金剛様のご指導により神戸市を退職され、本格的に授産事業に従事し、昭和22年に財団法人の専務理事に就任し、社会事業と解脱界の活動を通じて、社会奉仕に挺身されました。 昭和26年、社会福祉事業法が制定されたのに伴い組織を変更し、昭和27年10月6日に社会福祉法人報恩感謝会神戸授産所として認可され、初代理事長に就任、以後は美徳保育園、げだつ保育園、あさひ保育園を創設し。ご夫妻で多彩な活動を展開し、法人の礎を築かれました。 |
現在の理事長 中山 数一 先生 |
昭和60年3月、2代目理事長に就任し、竹の台保育園、特別養護老人ホーム本多聞ケアホームを新設し、神戸市立本多聞介護支援センターと西神医療センター院内保育所なでしこ保育園の運営を始めて以来、あさひ児童館の新設、竹の台児童館と秋葉台児童館の運営を指定管理者として受託し、大同保育園を公立から移管し運営を開始しました。 現在、法人内の全職員400余名が、乳幼児・児童・高齢者の笑顔を求めて、毎日それぞれの施設で、明るく楽しい奮闘努力を続けています。 |
初代理事長が揮毫された「社界多謝」をモットーに、
地域・社会・世界の恩恵に豊かに感謝し、報恩の活動を
続けることを基本理念としています。
「人は神によって生かされている神の分身霊である。
さらに進んでは我らもまた、神たり得るのである」との
言葉の通り、お互いに神の子である自覚に立ち、
人を尊びつつ事業の運営にあたります。
「太陽の心」で生きよと申された教えに従い、明るい心、広い心、強い心、優しい心、わけ隔てのない心を持って、地域を明るくすることに努めます。
「自己反省自我没却、最高道徳に生きよ」と申された
言葉に従い、豊かに自己を反省しつつ、与えては求めない慈愛の心で活動し、安心、喜び、希望の福祉実現に努力いたします。
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兵庫県神戸市長田区東尻池3丁目6-27
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